31の141「信じること」
昨日は関東フットサルリーグ2部のため栃木県の県北体育館までトレーナーに行って来ました。
チームは現在、順位としてはかなり苦しい状況です。
もちろん、取り組みなどはしっかりと行って全選手一丸になって戦っている事には間違いありません。
しかし、勝負である試合は勝者と敗者を分けます。
そこは勝負を楽しむもの達にとって当たり前なことではありますが非常に言葉ではとても言い表せないドラマがあります。
選手たちはまず、ユニフォームを着れるようにチーム内で勝負をしています。その勝者だけがメンバーに選出され、名前を連ねる事が出来ます。
そして、ピッチを踏む事が許されるのは仲間の信頼とトレーニングから今までの勝負してきた実績を積み重ねたものだけがピッチに入り勝負することが許されます。
実はここまで来るにも選手は相当な苦労を強いられます。
私も選手時代はお金を払ってでもピッチに入りたいと本当に苦労することを経験致しました。
そんな思いが裏にあって、選手たちは皆ユニフォームに袖を通してピッチで戦います。
戦いが始まれば今までの経験と準備がぶつかり合います。
ここでは努力の土合などは関係なく、力の勝る方が有利に進められます。当たり前ですが「頑張っている」人が勝わけではありません。「頑張っている」は最低条件です。
頑張っているかどうかは結果が語ってくれます。
負けたものは負けから学ぶ必要があります。何か他のもののせいにしたり、タラレバが出た時点で勝負は終わります。成長もしません。
成長と勝てる見込みは今の負けを認める事からしか生まれません。
「あきらめたら試合終了じゃよ」
有名なバスケット漫画、スラムダンクの作中の安西先生の言葉です。
あきらめたら試合終了、これは当たり前といえば当たり前ですね。
私も選手時代に非情を味わいました。あきらめた人は退く時が来ます。
次を紡ぐのはあきらめない人にしかやってきません。
私の考えるあきらめない人とは
「キリカエ」
が出来る人です。
キリカエが出来る人は立ち止まりません。
時代や状況の変化を受け入れ今何をすべきか優先すべきかを行動に移し常に考える事をやめません。
キリカエが出来る人はあきらめません。
※まぁ、あきらめてそもそもをキリカエる人はここでは別。それはそれ。
実は道は絶たれてはいません。いつだって苦労した時に道がないと思う人は下を向いて道が見えないだけです。
ゴレイロのジェイ選手。彼は昨日、試合に来た選手の中で唯一メンバーを外れた選手でした。
この写真はメンバーから外れ通達を受けた直後です。
彼はいち早く体育館に来て私に相談しテーピングなどを施し、誰より準備が早かった選手です。
それでも外れました。ここで彼は1つ勝負に負けたわけですが、気に病む暇もなく試合はやってきます。
彼は下を向く間もなくすぐにキリカエて選ばれた選手のサポートに回りました。
Iwatsuki Futsal Club / tzk はコーチ、スタッフ、トレーナーを全て潤沢に備えた素晴らしい環境を持つクラブです。
それでも彼は誰かに任せるわけでなく、キリカエたあとに自らすすんで多くの仕事をこなしました。
私はこういう選手がいるクラブは絶対に良くなると信じています。
こういう選手がクラブを変えて行くと考えてます。
もちろん、希望として成長していって欲しいという願いですが、限られた時間の中で変えていくためには思いを力にしなければなりません。
ピッチにたったその先に勝ちたければ思いも考えも常にキリカエて行かなければなりません。
みんなが満足行くとは限らないのがスポーツです。そこに勝負を挑むならば下を向いている暇はただのムダでしかありません。
人間だから下を向いて落ち込む時ももちろんあるでしょうけど、そこから這い上がるのは思いが強い人とそれを支える仲間を思う気持ちです。
仲間がいて成立するスポーツだからこそ、仲間にリスペクトをもって行動しなければなりません。
優しくするばかりでなく、厳しさを与える事も時には本当の優しさでもあると思います。
仲間を鼓舞して、厳しさを与え、自らも奮い立たせる。
立ち上がる時は最初は誰でも震えてます。ヨチヨチです。
でも経験し、何度も転び失敗してそれでもやるからこそ立てるし歩けるのです。
七転び八起き。
日本人の精神的な強さを表す言葉と思っています。
あきらめない気持ちは人を、クラブを、強くします。
今は足りていないのです。
負けた時に勝負時に本気だったとしたら、本気が足りていないのです。
出来る、出来る、やれば出来る。
絶対良くなる、必ず良くなる、きっと良くなる。
信じる力で自らを奮い立たせ、勝利に突き進むIwatsuki Futsal Club / tzk を見たいですね。
一緒にガッツポーズしたいですね。
フットサルにはガッツポーズ禁止令はないのでガッツポーズしたいです(笑)
最早、トレーナーだってガッツポーズしたいがためにスポーツに携わっているようなもんです。
ほぼ全チームのトレーナーがそうだと思います。
頑張るのは当たり前、絶対に出来る!やれば出来る、やろう!Iwatsuki Futsal Club / tzk !
0-5の大敗を乗り越えて成長した姿を見たいです。私の写し鏡でもある選手たち。私の努力もまだまだ。日々の姿勢から変えなければなりません。さて、キリカエて業務もしっかりと。
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